ボランティアさんの感想文

街を一目見て私は声すら出なかった。無残に積み上げられた瓦礫の山、吹き晒しのコンクリ更地。

一年経っても、倒壊した民家があの時のまま。深い爪痕の前に私はただ言葉を失うことしかできなかった。

一目見ただけの私でさえこの状態なのだ。毎日見続け、しかもそこが家だった現地の人はどれほど辛いだろう。想像して余りある。

そう思って赴いたボランティア先の港、私は現地の方々の底抜けな明るさに驚いた。
飛び交う冗談、気さくな態度。家も家族も何もかも失ってなお、この強さはどこからくるのか。そう感心し、そしてはたと気がついた。

彼らは決してその痛みを忘れたわけではない。失う前の日常を少しでも取り戻そうと必死に足掻いてるのだ。

ならば私達にできることはただ一つ、彼らが日常を取り戻せるまで支えることだ。
どれだけかかるかわからない。けれど、またいつか本当に心から笑えるようになれる日は必ず来る。その日こそがボランティアのゴールなのだ。

静岡県 中川あゆみさん

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